先日、中国共産党中央、国務院は『知的財産強国建設綱要（2021～2035年）』を公布した。綱要は主に知的財産権強国建設を統一的に推進し、知的財産の創造、運用、保護、管理及びサービスの水準を全面的に引き上げ、社会主義現代化建設における知的財産権制度の重要な役割を十分に発揮させることを目的としている。

  綱要は明確な発展目標を定めている。詳しくは、2025年までに知的財産権強国の建設において顕著な成果を収め、2035年までに、知的財産権の総合競争力を世界の上位まで引き上げ、中国特色のある、世界レベルの知的財産権強国の構築を基本的に完成する。これにより、中国は知的財産権の導入大国から創造大国へと転換し、知的財産権業務の数への追求から質の向上へと転換することが期待される。